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zoom RSS 「琉球国之図」 を歩く (2)

<<   作成日時 : 2013/11/18 14:54   >>

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 これが 200年以上前の沖縄、 『 琉球国之図 』 
 実物は国宝級の歴史資料!  『琉球国之図と完全復元伊能図フロア展』 では 複製が展示されていましたが、 縦47p 横85.3p、 大きくはありません。
 このサイズなら、国王は自室に掲げて、日々 眺めていらっしゃったかも・・ そんなことを想像してしまいます。



 各 間切 (まぎり=行政区画 ) の色分けは おそらく 一目で区別が出来るよう、との解説が聞かれました・・  確かに見やすい!



 緑の間切の 画像中央、 「さやは御嶽」 は 斎場御嶽 のことでした。 

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 黄色の間切の 画像中央、「北山旧城」 は 今帰仁城 のこと。

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 中央の黄色は 首里の城下町、その真ん中の 四角は 首里城です。

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 現在、世界遺産に登録されている城は ▲の記号で 「旧城」 と記されていました
 なるほど、全土を征服した今を時めく 中山 首里城の王府が編集した地図です。



 それにしても、1枚の地図に ありとあらゆる情報が書き込まれているようです。

 海域に記された黒点は岩礁です。
 陸地の赤点は 火立所(のろし台)、 数多くの島々で成り立つ琉球の、行政のネットワークのひとつ。


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 地図の周りに びっしりと 朱色で書かれた文は、首里城から 各番所(今でいう 市・区役所) までの距離や馬場の長さ、那覇港から各島までの長さ などが 記されているのだとか・・


 この小さな地図の中の情報量の多さは、 まるで 国家の第一級の機密情報です。


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 フランス式の最先端の測量法を取り入れ、約一万個の 印部石(しるべいし) を用いて、現在と同じ 三角点網の原理で制作されているのだそう・・・

 そうして作成された、『 琉球国之図 』 の元となった 「間切図」 という史料が存在します。 

 首里王府が、1737年から13年かけて 各間切ごとに作成させた 「間切図」 を 繋ぎ、縮小して 一枚の琉球国に編集しました。

 その 各間切図 は、現在 7枚が発見されていて 沖縄県立博物館で見ることができますが、鮮やかに残る原色に目を見張ります。

 特に 印象的な青色は プルシャンブルー(ベロ藍)・・  海外との盛んな交流がもたらした 歴史の足跡が見て取れます。


 こんなに美しく 精密な地図が、日本本土で 伊能忠敬が測量を始める4年前に 完成していたのでした。


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 皆さん一様に 目を凝らして地図に見入っています・・  皆さん(私も)、見入る先は別々でも 気持ちはひとつ のように思えました。





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