沖縄〜 パライバブルーな季節風

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zoom RSS 三線を愛でる壺 (3)

<<   作成日時 : 2014/03/16 23:40   >>

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 その美しい音色や価値を決定づけるのは棹! だそうです。
 棹の形は その三線を制作した名工の名にちなんで 大きく 7つに分類されています。


 南風原型  知念大工型  久場春殿型  与那城型
 久葉の骨型  真壁型  平仲知念型 


 7つの型は今に継承され、守られています。



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 つなぎのない 純粋な一本で仕上げる棹の材料は、堅くて変形しない黒檀が良いとされています。

 棹の上部、 天(チラ) の形やその角度。

 蛇皮が張られた 胴(チーガ) に接して 優しい盛り上がりをみせるカーブは 鳩胸(ウトゥチカラ) と呼ばれる部分。

 いにしえより 三線を愛する人たちは、棹の形の、特にアールに美しさを観て、優しさを感じました。

 そして、細さや薄さを観て、全体のバランスを鑑賞します。



 7つの型を持つ三線、なかでも 一番人気は 真壁型 だそうな・・
 真壁型のバランスを好む ウチナーンチュが多いんだそうな・・




 開鐘(ケージョー) という言葉があります。
 明け方に、はるか遠くまで鳴り響く 鐘の音に例えて、美しい音色を響かせる三線に与えられた称号です。

 なかでも、特に優れているとされる 「五開鐘」

 湧川開鐘  翁長開鐘  支多拍開鐘  盛嶋開鐘  富盛開鐘




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                  ≪ 盛嶋開鐘 ≫


 五開鐘のなかでも、≪開鐘の中の開鐘≫ と いわれているのが 「盛嶋開鐘」 です。  旧王族、尚侯爵の持ち物だったことが判っています。


 薩摩 島津家に献上され、江戸上りに用いられたことから、「江戸与那」 と名付けられた名器、 東京の古書店で 偶然 見つけられた流浪の三線です。


 戦前戦後、ハワイの移民の歴史に伴って海を渡り、里帰りした 三線。



 名器が持つ 歴史と逸話までも含めて、三線は まるごと 包み込まれるように 鑑賞されます。




 琉球・沖縄に於いては、三線は 楽器であって工芸品です。
 楽器を 文化財指定しているのは沖縄だけと聞きました。


 琉球王国の時代、文化外交の一端を担ってきた三線は、士族の男子だけが継承することが出来ました。
 それだけに 家宝として 珍重されてきました。

 明治以降、民間にも浸透していきます。
 三線を愛する心の すそ野は 広がりましたが、愛でる壺は変わることはありません。

 三線は、今も、沖縄県の品格と期待と、未来まで担っているようです。
 三線なくては始まらない 「組踊」 は、2010年 ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 
 





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