沖縄〜 パライバブルーな季節風

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zoom RSS 思ひで美術館

<<   作成日時 : 2014/09/18 23:33   >>

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 困ったことに、そこに どんな作品が掲げられていたのかも まったく思い出せないのですが、その傍に 静かに座っていた女性の事は 不思議と覚えているのです。
 その監視員の女性は、作品とともに 部屋の空気感をも創り出しているようでした。

 この方は いったいどうやって こんな素敵なお仕事に就くことができたんだろう・・・


 初めて訪れた本格的な展覧会、京都市美術館での 「ルノワール展」 で、二十歳そこそこの私は この中年女性が羨ましくて仕方なかったものです。





 もう 何十年も前の 思い出・・・
 でも、ルノワールの絵画が永遠なら、そこで体感した空間もまた 変わらず 永遠でしょう・・・


 そんな 美術館が創り出す空気が大好きです。





 せいぜい、自分に縁があった土地にある美術館を訪れるくらいのことですが、しばしの現実逃避が愉快で 折に触れ 美術館を楽しんできました。





 広島市に 私設の 『 ひろしま美術館 』 が あります。

 地域の広島銀行がコレクションしてきた 近代西洋美術の作品を 常設展示していました。
 印象派の作家を中心に、日本でも人気の高い 名だたる作家の秀逸の作品が見られたことに驚いたものです。



画像



 市の中心部、原爆ドームのある 平和記念公園 に繋がる 中央公園内、平和と文化の復興を担ってきたエリアに ひろしま美術館は建っています。


 手入れの行き届いた 美しい緑の庭に囲まれて、ドーム型の屋根が印象的な 小さな美術館でした。


 館内は、緩やかなカーブを描いたギャラリーが そのドーム屋根の真下の円形ホールを取り囲んでいました。


 今 思えば、ドームの円形ホールは 原爆の被害にあわれた方々への鎮魂のかたちだったのでしょうか・・・
 不思議と 心が落ち着く空間でしたから。




画像


           マネ ≪灰色の羽根帽子の婦人≫


 ひろしま美術館の顔 ともいえる、パステルで描かれている この美しい婦人は、緩やかな円形をみせるギャラリーで 出迎えてくれていたと憶えています。


 監視員もいたのでしょうが 記憶にありません。
 どこかで、静かに見守っていてくれたのでしょう・・・





 美術館は ゆったりと散歩するかのように 滞在するのが好きです。

 手入れされた美しい芝生と植栽の庭も含めて、ひろしま美術館は 散歩にぴったりな場所でした。







 今、身近にあって 何かと足を運ぶ 沖縄県立美術館は、どこまでも 真っ白な箱型で形づくられたギャラリーです。
 私の思う 美術館散歩とは 少し違うけれど・・・



 『 色彩と風のシンフォニー 内間安瑆の世界 』 

 沖縄移民の二世として アメリカに生まれ、ニューヨークを拠点に活躍した 内間安瑆の木版画には、森林を吹き渡る風まで 表現されているとか・・・

 森のなか、自然の空気をいっぱい吸い込みながら 散歩したくなりました。


 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 僕も、どこの美術館かも分からないのですが、監視係(なにかもっといい呼び名がいいですね)の方のイメージが強く残っています。明るくて、吹き抜けの天井が高い建物でした。上野だったのか、甲府だったのか。
 当方のブログへお訪ねいただき感謝しております。ではまた。
振袖海老乃介
2014/09/27 00:54
展覧会はもちろん 建物も含めて まるごと楽しめるところが 美術館のいいところですね。
パライバ
2014/09/27 16:22

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