沖縄〜 パライバブルーな季節風

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zoom RSS 山元恵一展 まなざしのシュルレアリスム

<<   作成日時 : 2017/04/01 21:25   >>

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 戦後の沖縄美術を、 ニシムイ美術村から 牽引していった画家のひとり 山元恵一さん。
 今も、唯一 その場所に アトリエを構える画家の 「 山元恵一展 まなざしのシュルレアリスム 」 が 沖縄県立美術館で 開催中です。



 牛骨ばかりを描いていた時期が あるのだそうです、、 その作品が まとめられたギャラリーに入りました。

 正直、一瞬 「 エッ!」 と 息をのんで 見まわしました。



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 しばらく鑑賞していると、一点一点の 牛骨がみせる表情の違いや、作品の表現の違いに 興味がわいてきました。


 主体のモチーフはひとつでも 風景が違います。

 牛骨とコラボレーションするように描かれているのは 柑橘 、 貝 、 植物などなど 、、 

 それから メインカラーの 不思議な サーモンピンク、 、 

 牛骨のシリーズの 後半に描かれた作品からは、希望や 癒しや 芽生え といったような ポジティブな印象さえ受けます。



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 この作品は ≪ 旧慣 ≫ 

 沖縄には この土地ならではの旧慣が 多く残ります。
 山元さんが 牛骨に込めた 旧慣とは どんなものなんでしょう。 



 ≪ 海馬の海 ≫ は 牛骨に寄り添うように タツノオトシゴと、、
 ≪ 真珠の涙 ≫ は ぽっかり空いた 牛骨の眼窩から こぼれ落ちる一筋の涙。



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 ≪ 岬 ≫


 あえて タイトルを知ることで、 より 山元さんの心情に近づける気がしました。


 このギャラリーの章立ては 【 失われしものへのオマージュ 】 でした。
 強く 沖縄につながる作品群でした。


 楽しみつつ、考えつつ、作家の心情に思いを馳せつつ ギャラリーを巡りました。




 モジリアニや ピカソを 彷彿させる作品も並びます。
 独自のシュルレアリスムに到達するまでの 表現の変化が 手に取るように伝わります。



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 代表作 ≪ 貴方を愛する時と憎む時 ≫


 山元さんの作品は80点あまり、、 
 東京美術学校で ともに学んだ 同世代の作家の作品、 山元恵一さんから始まる 沖縄のシュルレアリスムの流れ、 山元さんと 縁りをつないできた方々の作品も加えられ 展覧会が構成されています。


 戦前の作品は 失われてしまっていることも多いという現実が この時代の影を落とします。

 【 失われしものへのオマージュ 】 は、 戦争をくぐり抜け、 戦後を駆け抜けてきた画家にも捧げられると思いました。



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