琉球初心者マーク ~最強の家系図 「家譜」~

 
 知っていたら琉球に入っていき易い・・・かも! と、独断と偏見で選んだ琉球基礎知識、4回目です!

 ブログに書く事で 私の頭の中も 整理がついて キチンと納まっていくよな気がします。



 4回目は琉球の 「家譜 」、 系図ともいいます。

 家系図に当たるものですが、この家譜、一族の最強の記録といえます。

 先祖の名 のみならず、功績や、嫁の出自まで記録されていて、思いがけなく 第一級の史実が飛び出すこともある貴重な歴史資料でもあるのです。


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 家譜は 琉球の士族にとって 公的な証明になる 非常に大切なものでした。


 1689年、尚貞王の時、首里王府に系図座ができ 本格的な家譜の編集と管理がなされます。
 家譜は 各家が二部作成し 系図座に提出しました。
 一部は 系図座が保管、一部は「首里之印」 が押され、各家に下賜されました。

 五年毎に編集し 系図座に提出します。
 各家の歴史が如実に刻まれていくのですから 家宝ともいえたのではないでしょうか・・・


 琉球処分で沖縄県となった後も、家譜を受け継ぐ家では大切に保管されてきました。

 それでも沖縄戦では多くの家譜が失われたそうです。


 家譜を照会し、繋いでいくことで琉球の歴史が 又 新たになっていきます。

 沖縄ならではの すごい研究です。



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      首里城正殿 龍頭瓦


 王府の御用陶工を務めた「平田 典通 (てんつう)」という人がいます。

 唐名 「宿 藍田 (しゅく らんでん)」  家譜の表紙には 『宿姓 家譜 』
  (琉球の士族は 中国との外交のため 唐名といわれる中国名も名乗りました)


 歴史書 『球陽 』 には

   1682年  平田典通 首里城正殿の龍頭彫甍(龍頭瓦)を制作  

 
 『宿姓 家譜 』 には、 加えて 更に、

   1667年  王府に「御茶壷」「御茶碗」を献上して褒美を賜る
   1682年  玉御冠の玉と唐御衣装の「鳴玉」「露玉」を制作  
 
 と、後世まで伝えたい功績が記されています。


 陶工の一族の歴史に 国王に纏わる歴史が垣間見える・・・  琉球国の歴史を紐解いていくことができる・・・ 

 沖縄ならではの浪漫が、琉球浪漫が、延々と続き、現在の世にも語りかけています。

 「家譜 」 恐るべし!!



 沖縄から遠く離れた 我がふるさとの海には 海賊伝説が語り継がれています。
 海賊の本拠地だった・・・と云われている無人島を眺めて大きくなりました。
 ご先祖様は海賊だったに違いない!  家譜は無くとも 解り易いなぁ~!



   参考 : 「資料編 / 琉球陶瓦工家譜 」 (『 図録・琉球陶器の来た道 』 )
               沖縄県立博物館 那覇市壺屋焼物博物館 合同展

この記事へのコメント

はたぴらた
2012年05月01日 03:33
すてきですね、私の家も何々姓などど内々では称していますが、いわゆる仮冒という感を拭いえません。当然そのような家譜もなく、今のところ過去については不明だらけとしか言えません。
2012年05月01日 12:09
はたぴらたさん
コメントをありがとうございます。
でも、内々でいわれていることは決して侮れないこともありますよね! どこかに家譜が眠っているかもしれないですね!
はたぴらた
2012年05月01日 18:03
どこかに眠っていればいいのですが。。いっそのこと、お墓に骨が残っているので全部DNAを調べられたら、よっぽど言い伝えより信憑性があると思うのですが。ただ本当の事が知りたいだけです。先祖が誰であろうと、自分まで続いてきた命の道に感謝する事は何も変わりません。
2012年05月01日 20:57
はたぴらたさん
沖縄の場合、ご先祖様のことをリアルに知りえる可能性があるだけにその機会が欲しいですよね!
もし私にもそんな可能性があれば、やっぱり知りたい!と思います。
はたぴらた
2012年05月06日 15:52
ばらいばさんの所ではずっと前から今の沖縄と同じ火葬なのでしょうね。お墓を移す時に自分が生まれる前に亡くなった祖父の骨を見ました。もし残っている骨から調べられたら、かなり繋がりがわかるかもしれません。
はたぴらた
2012年05月14日 13:56
お墓を移す時に見たのは父親方の祖父の骨です。母親の実家は位牌が古い代と新しい代に分けられて置かれています。古い代の入れ物は先祖が唐旅(中国に行って)持ち帰ったと聞きました。
2012年05月14日 22:58
私の生まれた処は、私が小さい頃はまだ土葬の風習が残っていました。
身内の方が持っている情報や親族に多く付けられている名前などからも家系が分かることもあるのかも・・・
調べていただける機関があるといいですね
はたぴらた
2012年05月19日 00:43
そうですね。この願いがかなうといいですね。ありがとうございます。またコメントさせてください。

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