奈良 中宮寺まで 逢いにきました・・・


 法隆寺の東側に隣接して在る 小さな門跡寺院 「中宮寺」 には、言葉で表現し難いほど 美しい表情で迎えてくれる菩薩様がいらっしゃいます。
 どこに住んでも 無性に この仏様に向かい合いたくなるときがあります。


画像

  国宝 「菩薩半跏像」 (如意輪観世音菩薩)
  奈良国立博物館開館百年記念『日本仏教美術名宝展』図録から



画像



 この御堂の奥に 静かに鎮座なさっています。

 座敷の間、無意識に膝が折れ 静かに菩薩様を見上げます。
 離れがたくて、時間が許されるなら 何時間でも その微笑を見つめていたいくらいです。
 



 少し前屈みの 柔軟で優しげな姿・・・ 如何に人々を救うか 思索なされているお姿です。


 クスノキの木造で、 当初、施されていた彩色や装飾品は 長い年月の間に除かれ、漆塗りのような 艶やかな漆黒に変化し、なおさら 神秘に満ちて 私たちの前にいらっしゃいます。



画像


 初めて訪れたこの御堂が あまりに居心地が良くて、風が吹き抜けていたような記憶がありました。

 その時 受けた印象から 30数年、 確かに障子が開け放たれていて、 御堂の中にも 初夏の風が吹き抜け、菩薩様に 季節の移ろいをお知らせしているようでもありました。  


             




この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 未だ 謎と神秘の≪百済観音≫

    Excerpt:  5月末に訪れた 法隆寺には、できるものなら もう一度 逢っておきたい仏像が安置されていました。  ≪百済観音(くだらかんのん)≫  存在そのものが 謎と神秘に満ちて、その姿は 得も言われぬ美しいオ.. Weblog: 沖縄~ パライバブルーな季節風 racked: 2014-07-06 14:36