幽玄の世界 「河内祭」の御舟行事


 ホタルの光が チラチラと舞う 茂みに覆われた小道を、 懐中電灯を頼りに 川原へと下りていくと、 かがり火の向こうに 川面を たゆたう 御舟が見えました。
 和歌山県串本町 古座 「 河内祭 」 の 宵宮 でのこと 、、

 華やかに飾りつけられた 三艘の御舟が、 古座川下流域にある 河内神社のご神体 「河内大明神」 の 小島の周りを ゆっくり巡り 神霊を迎えるという 「夜籠り 」 の神事に、たった一度だけ 行ったことがありました。



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 漆黒の闇に 浮かびあがる 御舟からは、謡いと ほら貝の音が 絶えることなく流れていて、その幽玄の世界は 何十年 経った今でも はっきりと 脳裏に残っています。


 今年は 7月23日の夜、、  熊野の山野を流れる 清流 古座川の聖域は、絵巻のような光景が 繰り広げられることでしょう。



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 明けて 24日の本祭 、 朝早くから 神事を執り行なう儀式、 獅子舞の奉納や 櫂伝馬船の競争、 参拝や見学の人々、、  
 いつもは 鎮まりかえっている 川原には、古座川下流域の 各地区の 大勢の人々が 集い、河内神社に 祈願します。





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 御舟は 河口の街 古座から、 この川を 上流に向けて ゆっくりと 聖域に向かいます。

 涼風とともに 届けられた 祭りを待つ 古座のまち。


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 1999年、 国の重要無形民俗文化財 「 河内祭の御舟行事 」 として 指定されました。

 懐かしさが 募って、ユーチューブで探して しばらく眺めていました。
 故郷が ドーンと 近づいてきました。

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