尚こう王、尚育王の御後絵 公開中


 お顔立ちは さすがに親子、 よく似ていらっしゃいました。 
 17代 尚灝 (しょう こう) 王は 1804年~1834年、18代 尚育王は 1835年~1847年に亘って 琉球王に就いています。


 2015年 4月、尚育王の 復元された御後絵の公開の記事を ブログに綴りました。

 それに次ぐ 尚灝王の御後絵の復元が 約3年の歳月を経て完成し、今回の公開となりました。



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 ≪ 尚灝王 ≫



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 ≪ 尚育王 ≫



 展示室では お二人の御後絵が 並べられて公開されていました。

 大まかな構図は同じのようですが 天幕の柄が違います。
 従者の 着物の色の濃さにも違いが見られました。




 色彩については、鎌倉芳太郎が残した モノクロ写真を基に、 東京芸術大学や東京文化財研究所が 最新の科学技術を結集して研究と解明を重ね 描かれた当時の色を蘇えらせました。


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 ≪ 尚灝王 ≫


 鎌倉芳太郎が残したモノクロ写真は、 第二尚王統初代 尚円王から 尚育王までの10点が確認されています。

 約150cm四方の大作は、かつて 城内の どこに掲げられていたのだろうと 想いを馳せました。



 ところで、 尚灝王の在位中の 1816年、 イギリス艦船 アルセスト号とライラ号が 琉球に寄港しています。
 滞在中に、バジル・ホール艦長が どうしても謁見したかった 琉球王でした。
 琉球王府が、あの手この手で その謁見を阻んだ時の 琉球王でした。



 復元された二点の御後絵は 城内の 黄金御殿(特別展示室)で 2月22日まで 公開されています。

 真っ赤な首里城正殿が脳裏に浮かんだ 国王の唐御衣装を眺めていると、琉球王国が ギュッと凝縮されているようにも思えました。

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