涯テノ詩聲 ハテノウタゴエ


 一人の詩人の個展、 図書館ではなく 美術館ギャラリーで、 何を どんな風に見せてくれるのだろう、、 その未知との遭遇を体験してきました。
 世界的に活躍する現代詩人 吉増剛造さんの世界です。


 「 涯テノ詩聲 詩人 吉増剛造展 」  はてのうたごえ・・ これからして もう読めん (/ω\)

画像



 文学の領域を超えて 活動の巾を広げる 吉増氏の作品は、 写真、 映像、 造形、 そして 展覧会の根幹をなす 手書きの原稿です。


 驚きは、吉増氏が 影響を受けてきた 様々な著名人の原稿や作品の実物も 展覧会を構成していることでした。



 芥川龍之介、 石川啄木、 浦上玉堂、 川端康成、 高村光太郎、 松尾芭蕉、 南方熊楠 、、 
 
 あげれば キリがなく、沖縄では初公開の作品資料も多くあります。
 

 原稿の推敲、 書画、 書簡、 日記、、 それぞれの妙味、個性が 間近に伝わります。

 和歌山県出身の中上健次の 几帳面で個性的な原稿を興味深く観ました



 手書きにこだわるという 吉増氏の自由奔放な原稿は、 手書きの最高峰の人々の影響を 大いに受けていることは よく 理解出来ました。


 吉増氏の原稿の進化も辿る展覧会です。


 最新の作は 原稿ではあるものの、様々な表現が重なり重なり、とうとう 原稿は読めません。
 チラシ一面は その原稿が もとになっています。



画像


 吉増氏の詩は、透き通った水底から そっと すくい上げてきた言葉みたいと思いました。
 詩も、 写真も、 映像も、 造形も、 何層にも 重なり重なり 底が透けて見えているのですが 、、

 その繊細すぎる世界は 私には難解で、 詩を 読み取り切れない自分を、ここは もう 慰めていいと思いました。
 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック