描くって楽しい 「宮城健盛」展


 どの分野でも、 好きなこと、与えられたこと、目指すことに、一生かけて コツコツと取り組んでられる人は 幸せだなと思ってしまいます。


 今、 沖縄県立美術館で開催中の 「 宮城健盛 」 展


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 その名は あまり 知られていないでしょうが、 宮城さんは 公募展でも 数々の評価を得、 沖縄の画壇や美術教育の発展に尽力した画家です。
 柔和なお顔は、 いかにも 好きなことに 一生取り組んできた幸せが現れているようです。 羨ましい人です。



 地方都市の公立美術館の使命のひとつには、地元出身や所縁の作家を 広く 一般に知ってもらう事があるようです。 特に 沖縄は、戦後の混乱を乗り越えて芸術を繋いできた、他県に例のない美術史があります。

 宮城さんは そんな時代を、主に 教育の分野で芸術を繋いだ方です。
 サブタイトル 「人と美術をつなぐもの 」 は、その人生を表しているようです。



 チラシに載る ≪ 鶏 ≫ は コレクションギャラリーで 何度か鑑賞しました。
 闘鶏かな、、 けたたましい鳴き声まで聞こえてきそうな迫力を感じます。




 時系列で並んだ作品の画風は 多種多様でした。

 人物、風景、静物、、 具象画、抽象画、、 墨彩画、水彩画、、


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 ≪ 杜 ≫

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 ≪ 走灯 ≫

 自身の画力を、まるで 楽しんでいるようです。
 画風の変遷となると 苦悩が付いて回る印象が強いですが、 宮城さんは いつでも 楽しんで描いていたと思えてなりません。


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 ≪ 塔のある街 ≫

 ヨーロッパの地を描いた 白を基調とした一連の作品は、 どんなに楽しい外遊であったか 観てる側にも伝わってきます。
 この 眩しい旅情は、好きです。



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 エントランスで迎えてくれた この笑顔が、最後まで脳裏に焼き付いていました。

 鑑賞しながら、気持ちが だんだんと 真っさらになっていくようでした。 そんな 純粋な展覧会。


 戦後の沖縄の美術を牽引してきた作家を紹介する ≪ 沖縄の美術シリーズ ≫ の 7回目です。
 このシリーズで、 美術鑑賞と同時に、戦後、沖縄がたどってきた歩みを いろんな角度から知る機会を頂いています。

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