座喜味城跡から


 初めて訪れた20数年前は閑散として 寂しい印象しかなかった《 座喜味グスク 》
 この日は 大勢の団体客と一緒。 賑わいに加え、城跡は 一皮むけたような 磨きが掛かったカッコよさです。


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 リュウキュウマツの登城道も 清々しく、惚れ直してしまいました。


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 座喜味城は 15世紀の初頭、読谷山按司 護佐丸(ごさまる)の築城と伝わっています。
 2000年「 琉球王国のグスク及び関連遺産群 」のひとつとして 世界遺産に登録されました。

《 石造アーチ門 》をくぐって《 二の郭 》 さらに 10数段の石段を登って《 一の郭 》 高さ 8m~10mの石積で、二つの郭が構築されています。



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 《 石造アーチ門 》


 座喜味グスクは、他のグスクに比べ シンプルな構造ですが、その分、グスク特有の石積のカーブの美しさを見せつけます。

 さらに、県博で開催中の 「 ぐすく・グスク・城 ー動乱の時代に生み出された遺産ー 展 」(「グスク・ぐすく・城」12月22日記事)で学んだこと。

 これほどの高さの石積は 按司が居する場所を護る 「城郭」として機能していたといえる。
 また、石積の曲線は 張り出しの機能を持ち、敵の死角である脇腹を狙える 防御テクニックを備えている。




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 団体客のガイドさんの「 この先行っても行き止まりですよ! 敵を翻弄する仕掛けです。」って解説を聞いて よけいに行きたくなった、、
 

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 見事に どん付き!

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 さすが! 築城家として名高い 護佐丸の 築いた城です。



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 《 二の郭 》


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 《 二の郭 》から10数段の石段を登って《 一の郭 》へ

 
 《 一の郭 》には 《 建物跡 》が保存されています。

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 標高120mの 丘陵の頂上からの眺望は なるほど納得の立地です。 慶良間諸島まで見渡せました。


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 やはり、展覧会で教わったこと。

 本島中南部のグスクは 琉球石灰岩の地形と石材をうまく利用しているが、座喜味グスクは国頭マージの表層土壌の上に立つ。( たしかに! リュウキュウマツの美しい林は赤い土の上でした ) 座喜味グスクの石積み石材は 周辺から持ち込んできた。 この高台は よほどグスクの立地に適していたと推測される。

 なるほど ( `ー´)ノ

 グスクの観賞に 戦いを意識することはなかったのですが、琉球の時代にも戦乱の世があったことを改めて想いました。
 「ぐすく・グスク・城 展」では、グスクでの戦いの様子を バーチャルリアリティーで体感が出来るコーナーがあるのですが、座喜味城に立つと あのリアル感が巡ってきました。
 

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