離れがたい人


 先月、秀逸の西洋絵画を鑑賞してしばらくが経ちました。
 沖縄県立美術館で開催中の 「 珠玉の東京富士美術館コレクション 」展 です。


 美術展での鑑賞のツボのひとつに、もし購入できるなら、家に掲げるなら、どの作品を選ぶか! 
 意識して選ぶ、、 もう、楽しくなります (*´ω`*)

 それとは別に、思いがけずに作品が後を引いて、その前から離れられないことがあります。


 今回の絵画展で そんな作品と出逢えました。 ブログに残しておきたくて・・



 一人は、ジョン・シンガー・サージェント (1856~1925) が描いた《 ハロルド・ウィルソン夫人 》


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 アクセサリーも付けず シックな色合いの衣装に身を包んだ美しい婦人は、派手さの欠片も見せず、それでも、きっと裕福で幸せな暮らしを送っているに違いないと思わせるオーラに包まれています。
 うっすらと微笑む表情は 人柄まで表れているようで、優しい人に違いないと思ってしまいます。

 サージェントは、欧米の美術界で 最も優れた肖像画家と評された画家です。



 もう一人は、アメディオ・モディリアーニ (1884~1920) の描いた 《 ポール・アレクサンドル博士 》


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 若く無名のモディリアーニの芸術活動を支えた 医師で美術愛好家の姿は、一見 無表情の内面から、揺るがない意志の強さと誠実さが滲み出ていそうです。

 若い頃から大好きなモディリアーニの作品に出逢えるとは思っていなくて、この作品の前に立った時には アドレナリンが溢れたようでした。


 この二人からは どうにも離れがたくて、行きつ戻りつ 何度も 目に焼き付けました。



 紹介した 2作品は写真が撮れず、購入した絵葉書を撮った画像ですが、実際の作品の見応えや素晴らしさは どう表現したらいいんでしょう・・

 キャンバスに残る筆のタッチは 画家の息遣いに繋がりそうだし、うっすらと浮かぶ下書きの跡は画家の苦悩が滲み出てそうだし、作品の背景は 遥かな時と深みを伝えます。
 現代アートと違って、純粋な絵画展では あえて キャプションにもしっかり目を通したほうが、作品の世界に より引き込まれるようです。


 一人でも多くの方に 秀逸の西洋絵画を堪能して頂きたいものです。
 

 コロナ禍の現実を 一時 忘れさせてくれた展覧会。 会期は1月31日までです。

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