沖縄〜 パライバブルーな季節風

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zoom RSS  琉球王と 大和の僧の 「絆」

<<   作成日時 : 2012/02/02 23:53   >>

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 尊敬する人、 愛おしい人、 大好きな人・・・  大切に想う人に、 人は贈り物をしたくなります。
         

 琉球に、初めて浄土教を広めた 袋中(たいちゅう)上人 に  「たった3年間のお付き合い、、 どこまでファンだったの?」 と 突っ込みたくなるほど 多くの贈り物をしたのは 7代目 尚寧王  薩摩の侵攻  に苦慮した国王です。



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 尚寧王 と 袋中上人




 袋中上人と尚寧王のご縁を伝える品々や、 上人が伝えた浄土教に 沖縄の念仏踊り エイサーの起源をたどる展覧会が 沖縄県立博物館で開催中です。



 京都・檀王法竹寺 開創400年記念 『 琉球と袋中上人 −エイサーの起源を探る− 』



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 1603年、 福島県いわき出身の袋中上人は、56才の時、貿易船を利用して中国に渡ろうとするのですが、秀吉の朝鮮出兵のあおりを受け、中国行きを断念し琉球に上陸しました。


 時の王 尚寧は、王府が臨済宗を庇護するなか、 那覇市松山に 桂林寺 を建て、袋中上人に強く帰依します。
 ( 那覇市松山 桂林寺跡地、那覇商業高校に隣接する 松山公園には 袋中上人碑が建っています )




 尚寧王が袋中上人に贈ったもの・・・

 黒漆に象牙をあしらった飾り棚、 唐製とみられる香炉や、今も色鮮やかな七宝花鳥文面盆などなど・・・

 豪華だけれど、何気ない日用品が贈られていることに 尚寧王の人間らしいあったかさを感じます。




 袋中上人は、琉球に浄土教の念仏を広めています。

 エイサーに伝承されている念仏歌は、袋中上人の広めた念仏が起源・・・ とも いわれていますが、確証はないようです。



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 袋中上人が広めた念仏が起源と考えられている 平敷屋エイサー


 ただ、展示室内での映像史料に流れていた、袋中上人の出身地、福島県いわき市に伝わる念仏踊りは、沖縄のエイサーと見紛うほどよく似ていました。




 1606年、 袋中上人、3年を琉球に過ごし帰国、京都三条に檀王法林寺を開創します。

 1609年、 薩摩が侵攻、 尚寧王は薩摩に連行されます。 

 1610年、 尚寧王、将軍秀忠に謁見のため江戸にいってますが、京都で袋中上人と再会しています。 

 1611年、 薩摩での軟禁中、 上人の60歳のお祝いとして、尚寧王 自ら 「 袋中上人像 」 を描き上人に贈る・・・

 その 「袋中上人像」 も展示されていました。



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 臨済宗総本山、王家の菩提寺 円覚寺を構える琉球国王が、 (たぶん) ひたすら心の拠りどころとした浄土宗 袋中上人との絆はどんなものだったのでしょう・・・

 恐れ多くも、ちょっと国王の人となりにふれたような気がして 後味うれしい展覧会でした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
遅ればせながら、沖縄検定合格おめでとうございます。
ところで、今年4月に表千家の全国集会(?)が沖縄で開催されます。波之上宮、識名園などにお茶席が設けられそうです。その告知を読んでいると、千家もずいぶん琉球王から贈られた名品があるそうです。茶道にも造詣の深い王朝だったんですね。行きたい、行きた〜いと言っているわたしは裏千家なんですけどね。
ままりん
2012/02/07 20:48
ままりんさん、 ありがとうございます。
薩摩侵攻の後からは、いろんな名目で琉球から江戸に使節団が上っています。その江戸上りでは 大和で いろんな交流があったようで、どこかの蔵に琉球のお宝が眠っていたとしても不思議ではないんでしょうね・・ワクワクします。
パライバ
2012/02/09 07:52

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